空き巣の被害は以外と多く、留守中に泥棒に入られ、貴金属や現金などを
盗まれる場合が多いようです。
そして、最近は、留守宅だと思って、家に侵入したら人がいた、
犯行に及んでいる間に住人が帰ってきた、などの理由で、殺人に及ぶ場合もあります。
空き巣といえ、金品を盗まれるほかに、このような殺人へと発展する場合もあるのです。
空き巣の犯人が狙っている家は、留守にしている時間が長い家や外観から見ても、
高級車や家の造りが立派であることから、たくさんの貴金属などが
自宅にあることが連想されるものがある、また、家の周辺が整理されておらず、
だらしなく見える家などが狙われやすいようです。
それから、宅配便で届いたものを家の前に置くように指定している家も
狙われやすいようです。また、カーテンなどが開いていて、家の中の様子が見えるのも、
無用心といえるでしょう。
空き巣は、自宅に侵入してから金品を盗み、逃げるルートまで下見をしてから、
行う場合が多いようです。
また、セールスなどを装って、自宅の様子を下調べしている犯人もいるようです。
住宅街などで見慣れない人がうろうろしている場合は、警戒した方がよいでしょう。
空き巣の犯行も巧妙化しており、集団で侵入し短時間で金品を盗んでいく
窃盗グループなども存在します。
空き巣から自宅を守るためには、家の中に誰かがいることが一番ですが、
出かける用事などで、自宅を留守にする場合は施錠を行い、
カーテンを閉めて出かけるようにします。
空き巣は、夜ばかりでなく日中も家への侵入を狙っているので、
注意しましょう。
以前は、近隣の家庭との付き合いもあり、不審な人を特定しやすい環境でしたが、
最近では、隣にどんな人が住んでいるか知らない、という人も少なくありません。
ですから、同じマンションで同じ階段を使う人の顔や名前ぐらいは
分かるようにしておくと、不審者と区別できるようになるでしょう。